では、実際にスコア計算をしてみましょう。
例としてこのような結果になったとします。
第1フレームから順に確認していきましょう。まず、第1フレームでスペアを獲りました。この時点では第1フレームの点数は未定です。
スペアは次の1投をボーナスポイントとして加算出来るので、第2フレーム1投目が終わって点数が決まります。第1フレームの10点+第2フレーム1投目の9点で19点です。
第2フレーム2投目もスペアを獲りました。
同様にこの時点では第2フレームの点数は未定です。第3フレーム1投目の結果で決まります。第1フレームの19点に、第2フレームの10点と第3フレーム1投目の7本を加えて19+17=36点です。
第3フレーム2投目は2本、スペアが獲れませんでした。このようなフレームをオープンフレームといいます。ボーナスポイントはないので、このまま9本が加算されます。
スペアとオープンフレームはお分かりになったでしょうか。もう一度、点数の加算の流れを確認しておきましょう。
第4フレームでスペア。この時点でスコアは未定。
第5フレーム1投目で9本。第3フレームまでの45点に第4フレームの10点と第5フレーム1投目の9本を加えて45+10+9=64点です。
第5フレームでまたスペアです。
第6フレームの1投目の8点まで加算して64+18=82点です。
第6フレーム2投目はミスでした。オープンフレームとしたので、ボーナスポイントなしの82+8=90点です。
第7フレームでストライクが出ました。ストライクの場合は次の2投まで加算されますので第8フレームの投球結果を待ちます。
第8フレームで続けてストライクが出ました。ストライクが2つ続くことをダブルといいます。この場合さらに次の1投までが第7フレームの得点になります。
第9フレーム1投目で7本でした。第6フレームまでの90点に、第7フレームの10点+第8フレームの10点+第9フレーム1投目の7点が加算されます。90+10+10+7=117です。
第8フレームも同様に次の2投まで加算します。第9フレーム2投目の結果を待ちます。
第9フレーム2投目が1本でした。
第8フレームは第7フレームまでの117点に第8フレームの10点と第9フレームの7本と1本を加算します。117+10+8=135点です。
第9フレームはオープンフレームなのでそのまま計算します。135+8=143点です。
第10フレーム。スペアまたはストライクを獲った場合、3投目まで投げることが出来ます。
143+19=162点です。
ということで、このゲームのスコアは162点でした。
後は実戦で身につけて下さい。